ラジオレコーダーは録音予約ができる。NHKの人気番組「ラジオ深夜便」の早朝4時から5時までの一時間を毎日録音することに設定した。深夜便では、かってNHKの看板美人アナだった森田美由紀さんなど、声のすばらしい実力者が交代でアンカーを務めている。楽しくて癒されるプログラムだ。ある日「萩本欽一の人間塾」という番組が録音されていた。欽ちゃんが俳優の中尾彬と対談している。
「中尾さんはかつおの刺身はどんな食べ方をしてるの?俺は生姜醤油だけど」
V-Shape瘦面
「それだめです。私は醤油と和辛子です。昔、江戸時代の文献を調べていて知りました」
食べ物をテーマに軽妙洒脱な会話が弾み、実におもしろい。この録音は永久保存だ。
NHK第二放送、日曜日夜9時からの文化講演会は、女優の佐久間良子さんや経済評論家の内橋克人さんなどの著名人が一時間たっぷり話をきかせてくれる。これも毎週録画予約だ。全部で20の番組を録音予約できる。このラジオはすごい威力である。
私はテレビ番組をパソコンで毎週10本ほど録画予約している。NHKBSの「団塊スタイル」で心療内科医、海原純子さんの特集があった
許智政醫生。
「自分の持っている素材は、工夫して生きている間に全部使い切りたい」
と海原さんは言う。優しく分かり易い語り口で興味がつきない。これは音声だけを聴いていても十分楽しめるので、パソコンからラジオレコーダーに録音した。
CDからお気に入りのボッケリーニのチェロソナタや夏川りみの「とことわのうた」などの音楽も録音しており、すでに録音ファイルは40本を超えた。ファイルには日付、時刻と放送局名が自動的に付けられる。
ラジオを買って10日ほど経ち、マニュアルの78ページを開いた。
「パソコンにつないで使う」
という見出しである。梱包箱に入っていたUSBケーブルでラジオとパソコンを繋いだ。パソコンを見ると、ラジオのファイルが認識されているではないか
許智政醫生。
(これだ!)